そうめんは好きなのに、二口、三口と食べるうちに、いつものめんつゆへ飽きてくる。そんなとき、つゆを一から作り直す必要はありません。
市販のめんつゆを小さな器へ取り分け、薬味や調味料を少し足す。それだけで、同じそうめんが途中から別の料理のように変わります。
先に結論:最初から全量を味変せず、50〜100mlずつ小皿へ分けて試すのがコツです。濃縮タイプは、必ず商品の表示どおりに薄めてから使ってください。
薬味は「足す」より、香り・酸味・コクを一つずつ動かす
ねぎ、しょうが、わさびは間違いのない定番です。ただ、味の方向を大きく変えたいなら、次の三つのうち一つを動かすと考えると失敗しにくくなります。
- 香り:しそ、みょうが、黒こしょう、カレー粉
- 酸味:梅、トマト、すだちやレモン
- コク:すりごま、ごま油、マヨネーズ、豆乳
以下の分量は、薄めためんつゆ約100mlを基準にした最初の一杯分です。めんつゆの濃さや塩分は商品によって違うため、少なめから混ぜて調整してください。
1.梅+青じそ+いりごま
- 梅干し:1/2個
- 青じそ:2枚
- いりごま:小さじ1
種を除いた梅をたたき、細切りの青じそ、ごまと一緒につゆへ入れます。酸味と香りが加わるため、暑くて食欲が落ちた日にも食べやすい組み合わせです。
梅干しの塩分が強い場合は、つゆを少し薄めるか、梅を1/3個ほどから試します。
2.おろししょうが+ごま油+黒こしょう
- おろししょうが:小さじ1/2
- ごま油:2〜3滴
- 粗びき黒こしょう:少々
ごま油は「小さじ」ではなく、まず数滴。入れすぎると、だしの香りを覆ってしまいます。しょうがの清涼感と黒こしょうの刺激で、中華風の冷たいつけ麺に近い印象になります。
3.すりごま+マヨネーズ
- すりごま:大さじ1
- マヨネーズ:小さじ1
先にマヨネーズへめんつゆを少量ずつ混ぜてのばし、最後に残りのつゆとすりごまを加えます。いきなり全部を混ぜるより、マヨネーズが分離しにくくなります。
ごまだれを新しく買わなくても、いつものつゆが濃厚な味へ変わります。きゅうりや蒸し鶏を添える日にも合います。
4.トマト+梅+オリーブオイル
- ミニトマト:2〜3個
- 梅肉:小さじ1/2
- オリーブオイル:小さじ1/2
ミニトマトを粗く刻み、梅肉とオリーブオイルで和えてからつゆへ。トマトのうま味と酸味が入り、和風の冷製パスタのような方向へ変わります。
トマト、梅、オリーブオイルの組み合わせは、キッコーマンの公式レシピ「ツナの薬味和えとトマト梅和え冷やかけそうめん」でも使われています。
5.大根おろし+柚子こしょう
- 大根おろし:大さじ2
- 柚子こしょう:小さじ1/4以下
大根おろしの水分ごとつゆへ加え、柚子こしょうを少しずつ溶かします。さっぱりしていますが、香りと辛さが強いため満足感があります。
柚子こしょうは商品によって塩分と辛さが大きく違います。最初は箸先に付く程度から試してください。
6.みょうが+きゅうり+青じそ
- みょうが:1/2個
- きゅうり:3cmほど
- 青じそ:1〜2枚
すべて細かく刻んでつゆへ入れます。香味野菜の食感が残るため、「つゆの味を変える」というより、食べる薬味に近い一杯です。
切ってから長く置くより、食べる直前に刻んだ方が香りを楽しめます。
7.豆乳+カレー粉
- 薄めためんつゆ:50ml
- 無調整豆乳:50ml
- カレー粉:小さじ1/4
これは薬味というより、大胆な味変です。先にカレー粉を少量のつゆで溶き、豆乳と残りのつゆを混ぜます。まろやかさとスパイスが加わり、担々麺に近い満足感が出ます。
濃縮つゆを使う場合は、通常の希釈水の一部を豆乳へ置き換える考え方で調整してください。
味変セットは、最初に全部作らない
7種類を一度に用意すると、薬味を刻むだけで疲れてしまいます。おすすめは、一食につき二種類です。
- 最初の一杯は、いつものめんつゆ
- 二杯目は、梅しそや大根おろしなどのさっぱり系
- 最後は、ごまマヨや豆乳カレーなどの濃厚系
この順番なら、同じ麺でも味が単調になりにくくなります。
薄めためんつゆと刻んだ薬味は、早めに食べ切る
薄めためんつゆを元のボトルへ戻すのは避けます。刻んだ野菜や薬味を混ぜたつゆも常温へ長く置かず、食べる分だけ作り、残った場合は冷蔵して早めに使い切ってください。保存方法は、使用しためんつゆや食材の表示を優先します。
まずは「いつものつゆを50ml」だけ取り分ける
市販のめんつゆを変えるのに、高価な調味料は必要ありません。冷蔵庫に梅干し、青じそ、ごま、トマトのどれか一つがあれば十分です。
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