エアフライヤーを買うなら、オイルスプレーも買え。ノンフライなのに油が必要な理由

エアフライヤーで調理したポテトとフライ、その横に置かれた食用油のスプレーボトル 食事を3%美味しく

エアフライヤーを買った日のことを想像してみてください。これで、揚げ油を用意しなくてもカリカリのポテトや唐揚げが食べられる。期待しながら食材を入れ、温度と時間を設定します。

完成を知らせる音が鳴り、バスケットを開けてみると、確かに火は通っています。表面も乾いています。でも、想像していた揚げ物とは少し違います。焼き色が薄く、食感もどこかパサパサしています。

「エアフライヤーって、こんなものなのかな」と諦める前に試してほしいのが、オイルスプレーです。

結論:エアフライヤーは、油を完全になくすより、少量の油を薄く均一に使うとおいしく仕上がる料理があります。オイルスプレーなら、手軽さを損なわずにそれを実現できます。

オイルスプレーがあると、何が変わる?

エアフライヤーは、高温の空気を循環させて食材を加熱する調理家電です。「ノンフライ」という名前から、油を一滴も使ってはいけないように感じますが、油分の少ない食材へごく薄く油をまとわせると、焼き色や香ばしさ、表面の食感が改善しやすくなります。

フィリップスも、皮をむいたジャガイモや鶏肉などの調理では、食材へ直接油を加えるとサクッとした仕上がりになり、風味が増すと案内しています。

スプーンで油をかけると、一部にだけ油が集中します。ボウルで和えると洗い物が増えます。刷毛は均一に塗れますが、使うたびに洗う必要があります。

オイルスプレーなら、食材の表面へ数回吹くだけです。必要な場所へ少量の油を広げられるため、エアフライヤーの手軽さをほとんど損ないません。

特に違いが出やすい食材

オイルスプレーが活躍するのは、もともとの油分が少ない食材です。

  • 生のジャガイモから作るフライドポテト
  • 衣を付けた手作りの唐揚げ
  • パン粉を使ったコロッケやフライ
  • レンコン、カボチャ、ブロッコリーなどの野菜
  • 鶏むね肉やささみ
  • 春巻きや餃子の皮を使った料理

たとえば、細く切って水にさらしたジャガイモ。そのまま加熱すると、表面は乾いても焼き色が付きにくいことがあります。

水気をしっかり拭き取り、オイルスプレーを全体へ軽く吹きます。油の層を作るほどかける必要はありません。食材の表面がわずかにしっとりする程度で十分です。調理途中でバスケットを振り、上下を入れ替えると、焼きムラも抑えやすくなります。

「油を使わないこと」にこだわるより、「少量の油を均一に使う」と考える方が、手軽さと揚げ物らしい満足感を両立しやすいのです。

冷凍ポテトやナゲットには、追加の油がいらないことも

何にでも油を吹きかければよいわけではありません。

市販の冷凍フライドポテト、チキンナゲット、春巻きなどには、製造段階ですでに油が使われている商品があります。フィリップスも、あらかじめ揚げてある冷凍食品には、基本的に油を追加する必要はないと案内しています。

  1. まず商品の調理表示を確認します
  2. 最初は油を追加せずに加熱します
  3. 仕上がりが物足りなければ、次回は少量だけ試します

最初から多くかけるのではなく、必要かどうかを一度食べて判断するのが失敗しにくい方法です。

オイルスプレーは4点を確認して選ぶ

1.細かい霧が広く出る

油が一直線に飛び出すタイプでは、一部分だけが油っぽくなります。広い範囲へ細かく噴霧できるものの方が、少量を均一にまとわせやすくなります。

2.食用油に対応している

水や化粧品用のスプレーボトルを流用せず、食用油に対応し、食品へ使用できる製品を選びます。

3.投入口が広く、洗いやすい

油はノズルやチューブに残りやすいため、分解しやすく、内部まで洗える構造が便利です。古い油の臭いやノズル詰まりも防ぎやすくなります。

4.一度に入れすぎない容量

大きな容器へ油を長期間入れっぱなしにするより、短期間で使い切れる量を移す方が管理しやすくなります。直射日光や高温になる場所を避けて保管します。

油は機械ではなく、食材へ吹きかける

調理中の庫内やヒーターへ、オイルスプレーを直接吹きかけないでください。

途中で油を追加するときは、一度バスケットを引き出します。製品の説明書に従い、必要なら食材を庫内から離した場所へ移してから吹きかけます。

また、バスケットの底へ油を注ぐ使い方もしません。フィリップスも、油は食材にのみ使用し、バスケットパンへ直接入れないよう案内しています。

機種によって使用方法が異なるため、エアフライヤーとオイルスプレー双方の取扱説明書を優先してください。

オイルスプレーは、ヘルシーさとおいしさの隙間を埋める

エアフライヤーを買う目的は、完全に油を断つことだけではありません。

大量の揚げ油を準備しなくていい。調理中に鍋の前へ立ち続けなくていい。使い終わった油の処分もいらない。それでも、揚げ物に近い香ばしさや食感を楽しみたい。

その小さな隙間を埋めてくれるのが、オイルスプレーです。

「便利だけれど、思っていたほどカリッとしない」と感じたら、温度や時間をむやみに延ばす前に、油分の少ない食材へ軽くひと吹きしてみてください。

エアフライヤーを買うなら、オイルスプレーも買え。

主役ではありませんが、この小さな相棒があるだけで、エアフライヤーを使う楽しみが3%増えるかもしれません。

参考にした公式情報

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