インスタントラーメンをおいしくする方法というと、チャーシュー、煮卵、香味油など「何をのせるか」を考えがちです。
ところが、湯河原の人気ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」の飯田将太店主が紹介していた方法は、もっと根本的でした。
麺を、ただのお湯ではなく、だしパックを入れた湯で茹でる。醤油味なら、茹で途中に少量の醤油も加える。たったこれだけです。
先に結論:規定より少し多めの湯へ、だしパックを1袋。麺を茹で、醤油味なら途中で醤油を小さじ1/2〜1ほど加えます。最後に付属スープを少しずつ溶き、濃さを調整します。
飯田商店店主の発想は「スープではなく、麺に味を入れる」
この方法は、情熱大陸の公式YouTube動画「インスタントラーメンを劇的に旨くする!最強のラーメン店主がレシピ公開!【飯田商店】」で紹介されています。
いつもの作り方では、麺はお湯を吸い、味は最後に加える粉末や液体スープへ頼ります。茹で湯そのものにだしと醤油があれば、麺が水分を吸う段階から香りとうま味、塩味が入ります。
具材を豪華にするのではなく、麺とスープの一体感を変える。ラーメン店主らしい発想です。
用意するもの
- 好みの袋麺:1食
- だしパック:1袋
- 醤油:小さじ1/2〜1
- 水:商品の規定量より50〜100mlほど多めから
- 好みで、ねぎや海苔
まず試すなら醤油味がおすすめです。だしパックは、かつお、昆布、煮干しなど、普段みそ汁へ使っているもので構いません。袋を破らず、そのまま使います。
袋麺とだしパックの塩分は商品ごとに異なります。付属スープと醤油を最初から全量入れず、最後に味見して調整してください。商品の調理表示がある場合は、その表示を基本にします。
だしで茹でる袋麺の作り方
- 鍋へ、規定より少し多めの水とだしパックを入れる
まずは規定量+50〜100mlを目安にします。濃くなりすぎたときの逃げ道を作るためです。 - 沸騰したら、だしを出す
だしパックの表示時間を目安にします。長く煮出すと苦みや雑味が出る商品もあるため、表示を優先してください。 - 麺を入れ、表示時間どおりに茹でる
無理にほぐさず、やわらかくなってから箸でゆっくり広げます。 - 醤油味なら、茹で途中で醤油を加える
残り時間が半分ほどになったら、小さじ1/2から。麺がその湯を吸うことで、麺自体にも下味が入ります。 - 火を止め、付属スープを少しずつ溶かす
まず8割ほど入れて味見します。薄ければ残りを足し、濃ければ湯を加えます。
なぜ、規定より多めのお湯で茹でるのか
だしパックと醤油を加える分、いつもの作り方より味が強くなります。そこで、湯を少し多めにしておくと、付属スープを溶いた後でも濃さを戻しやすくなります。
ただし、最適な量は袋麺によって変わります。粉末スープが濃い商品、液体スープの商品、ノンフライ麺では違いが出ます。最初は50ml追加し、次回から好みに合わせて増減するのが確実です。
醤油は「スープを濃くするため」ではない
ここで醤油を加える目的は、完成したスープをしょっぱくすることではありません。麺が湯を吸っている途中に塩味と香りを入れることです。
そのため、完成後に醤油を足すのとは印象が異なります。まず小さじ1/2で試し、付属スープは最後に加減します。
さらに3%おいしくするなら、器も温めておく
麺を茹でている間に、ラーメン鉢へ熱湯を入れて温めておきます。盛り付ける直前に湯を捨てれば、スープが冷めにくくなります。
具材を増やさなくても、だしで茹でる、麺へ下味を入れる、器を温める。この三つで、いつもの袋麺がかなり丁寧な一杯に変わります。
最初は、いつもの醤油ラーメンで試してほしい
新しい袋麺を買う必要はありません。家にある醤油味の袋麺と、みそ汁用のだしパックで十分です。
具を足す前に、茹で湯を変える。インスタントラーメンそのものの味を変えたいなら、まず試したい方法です。
麺を少しおいしくする別の工夫として、「乾麺はゆでる前に水へ10分」も紹介しています。


コメント